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都会で働く男女の間に生まれた恋、東京砂漠に突如咲き出た恋の花と、戦後の日本に音楽の灯火をかかげて、東京少年少女合唱隊の誕生を助け、グレゴリオ聖歌を広めるため尽力したフランス人神父の心の華を読者にお届けします。
「恋の空中楼閣」(1973)と「神父様の鞄」(1992)とは女主人公が同じで、フランス語を扱っているという共通点に加えて、二作が一見正反対のように見えながら、どちらも生きる意味を真剣に問うたものに外なりません。
今回、日本図書刊行会、近代文芸社よりチャンスを与えて頂き、第二作目の出版にこぎつけることが出来まして大変有難く思っております。担当の志付真奈美様には一方ならずお世話になり心より感謝致します。
尚表紙には第一作同様カッパ染を用いました。
1998年 春 伝 まさこ
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